「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」○○○○。

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こんにちは、yukinoshitaです。
ご紹介しているタイトルは、福沢諭吉「学問のすすめ」の冒頭の一文です。
ただ、○○○○って入ってます。笑
この4文字を埋めて原文通りになるんですけど、一体何が当てはまるかご存知でしょうか?
今回は、福沢諭吉の「学問のすすめ」から、平等って何だろう?ということをお話ししたいと思います。

 

福沢諭吉、みなさんはどういう印象でしょうか?
まぁ、「一万円!」って感じですよね。笑
あと、慶応義塾大学の創立者とか。
学校の教科書とかで勉強した内容を思い出してみると、

「学問のすすめ」という、有名な本で、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉を主張し、生まれながら人々は平等である、と説いた人

こういうイメージなのかな、と思います。

 

この「生まれながら人々は平等である」というメッセージって、
実は福沢諭吉が主張したかった言葉ではありません。
その理由がタイトルの○○○○の部分に当たるんですが、ここには
と言えり
という言葉が入ります。

 

つまり「学問のすすめ」の冒頭の一文って、
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言えり。
です。意訳すると

よく「生まれながら人々は平等である」っていうよねー。まぁでも、実際は違うけどね。

っていう感じになります。笑
実際の彼は、平等じゃないじゃん!ということが説きたかったということになります。

 

ここから更に彼の主張を続けると、
「じゃあなんで平等じゃないのか?それは明らかで、その人が学んできたか、学んでこなかったのかで決まる。だから頑張って学びましょう!」
という感じです。

 

つまり福沢諭吉は「真の平等は平等ではない」と説きたかった、ということになります。
これは、人をマネジメントしていく上で、ほんとうに大切な考え方です。
ここで例を出して考えてみたいと思います。

 

貴方は学習塾の先生です。
学習塾に通う子供が10人いたとして、その中に
必死に勉強を頑張って、ぐんぐん成績を伸ばす子ども(よしお君とします)と、
何もする気力がなくて、まったく成績の伸びない子ども(わるお君とします)がいます。

 

ここで「みんな平等にしましょう」っていうことを考えてたら、
きっと、わるお君につきっきりで教えるんじゃないのかな?と思います。
いわゆる、「底上げ」のような考え方です。

 

さて、この平等を適用するとどうなってしまうのか?
実は、10人の成績はどんどん悪くなってしまいます。
それは何故かというと、まったく努力しないわるお君が持ち上げられたことで、
「あれで教えてもらえるんなら、自分も努力しなくていいや」ってなってしまうからです。
よしお君もここで学ぶことを無駄に感じてしまい、学習塾を変えてしまいました。

 

千と千尋の神隠しでも同じようなシーンがあって、
重い荷物を必死に運ぼうとしても、まったく動かせないススワタリを見つけた千尋は、
荷物をすっと持ち上げて、運びました。
それを見た他のススワタリが、「ああいう感じにすれば運んでもらえる!」と思って、
誰一人(一匹?)として荷物を全く動かさなくなってしまいます。

 

話を学習塾に戻します。
「真の平等」を考えたら、よしお君をどんどん伸ばしていくべきではないか、と思います。
どんどん結果を残していくよしお君を見て、学習塾の子供はどう思うでしょうか?
きっと2種類に分かれると思っていて、

    1.  「なんであいつばっかり贔屓するんだ。なんだこの学習塾は!」
    2. 「頑張ったらそれだけチャンスがある。頑張ろう!」

になるのかな、と思います。わるお君は1ということにしましょう。笑

 

この違いはどこに生まれるのかというと、「学びたい、向上したいと思っているか否か」だと思います。
「学問のすすめ」で、これを福沢諭吉は

その次第はなはだ明らかなり。『実語教』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。

と言っています。
まぁ意味は一緒で、1の人が愚人に、2の人が賢人にあたります。

 

つまり、真の平等ってなんだ?というと、
「何もしなくても平等だ、なんてことはない。努力すればするだけチャンスを与えられる状態こそが、平等だ」
ということになると思います。
愚人は不満ばかり唱え、賢人は努力します。
これは資本主義的思想のエッセンスでもあります。

 

さて、学習塾はどうなったのでしょうか?
不満を唱えたわるお君たちは塾を辞めてしまい、塾は5人になってしまいます。
しかし、よしお君たちの残ったメンバーで高め合い、塾は良い循環を起こします。
その結果、みんなの成績がどんどん向上し、全員が志望校に合格することができました。
合格率100%を打ち出した塾は密かに有名になり、規模を大きく広げることに成功しました。

 

まぁ、これは本当に理想ですが。笑
ここから私は、学ぶ側の人間は「努力のない人に平等はない」ということを知っておくべきだと思うし、
教える側の人間は「チャンスを平等に与えることが平等だ」ということを知っておくべきだと思います。

 

というわけで今回は、「真の平等は平等ではない」というお話をしました。
ちなみにわるお君はその塾を辞めた後、「誰でも楽に成績が伸びる!」という塾に通い始めます。
しかし、なんとその塾は詐欺で、わるお君はお金をだまし取られて、どの学校にも入ることができませんでした。(大学入試、という設定で。笑)
お金も時間も失ったわるお君。
ついに、自分が「愚人」だったことに気づき、深く反省します。
”もう一度、やり直したい…”
わるお君は、もう一度、元の塾の扉を叩きます…
わるお君は賢人になり、無事志望校に合格することができるのか!?
それは、またいつか…。

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