見えている世界は「盲点」だらけ

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こんにちは、yukinoshitaです。
前回の記事では、「体癖8種・9種の取扱説明書」のお話をしました。
今回は少しお話の内容を変えて、「私たちが日々、見ているもの」のお話をしたいと思います。

 

それでは早速、一つ考えてみてほしいのが、
「私たちは見ているものって、ちゃんと”全部”なのか?」
ということです。

 

この”全部”というのがポイントです。
例えば、
・今あなたが腕時計を身に着けているなら、その腕時計を見ずに、紙に書いてみてください。
と言われたら、ほとんどの人が書けないと言われています。

 

「あれ、文字盤って数字だったっけ、英数字だったっけ…?」
「長針と短針の比率って、どれくらいだったっけ…?」
こんな感じで、いつも”見ているはず”の腕時計も、実は満足に見れていないのです。

 

そしてここから続けて、
・さっき腕時計を見たはずだから、今何時か教えてください。
って言われたら、不思議なことに、これに答えることができないんですよね。笑

 

これは何故かというと、
さっきは腕時計を、「形を知るために」見たからであって、
「時間を知るために」見ていないからです。

 

…とまぁ、こんな一種のメンタリズムのようなものを紹介してみました。笑
つまり、この話から分かることって、「私たちが見ているものは、”一部でしかない”」ということです。

 

この現象、心理学用語で「スコトーマの原理」と呼ばれております。
「スコトーマ」とは、「盲点」のことです。

 

ここで考えてみてほしいのが、
「盲点」って、実際に何かを見る上で、ほとんど困らないという点です。
両眼で見ているから、ということもあるんですが、片目でものを見るときも、同様です。

 

これは何故かというと、眼球がキョロキョロ動いた時、脳が過去に見たものを「補完」してくれるからです。
けど実際は、眼球に移されていないのです。

 

これって、さっきの例でも見たように、物理的な盲点でなくても、見えているはずなのに脳で処理されない、
つまり認知的な「盲点」って、沢山あるんです。

 

このように、「見えているように思ってるけど、実は見えていないものがある!」
って説いたのが、「スコトーマの原理」ということになります。

 

これは何故かというと、人間の脳には「楽をしたい、省略したい」と思う法則があるからです。
つまり、一度見たもので、「変わってないだろうな」っていうものは、わざわざ処理しようとしないのです。

 

なので、先ほどの腕時計の例だと、
買った当初はきっと、
「この時計のこの部分がかっこいい!」
っていう風に、「形」も見ていたはずです。

 

しかし、既に一度見てしまった「形」は、わざわざ見なくなるのです。
腕時計はあくまでも「時間を知るため」に使うものなので、長く使っていたとしても、「形」自体の処理は省略されるようになるのです。

 

それでは、この見えている”一部でしかない”ものって、一体何なんでしょうか?
答えから先に言ってしまうと、それは「その時に重要なもの」です。

 

例えば、もしあなたが「赤い靴がとても欲しい!」って思っていたとします。
そんなことを考えながら街中を歩いてみると、自然と目線が「他人の足元」に向かうはずです。

 

「赤い靴を履いている人って、どんな人がいるんだろう…」とか、
「赤い靴って、どうやって服と合わせているんだろう…」という感じで、
今まで全く「見えていなかった」はずの「人の足元」を「見る」ようになるのです。

 

さらに、これって心理的な「盲点」の話ですので、視覚的な「見る」に限った話ではありません。

 

小さい子供がいる夫婦が、3人そろって寝ていることを想像してみてください。
小さい子供が夜泣きを始めたとき、父親はぐっすり眠っている一方で、
母親はすぐに飛び起きる、ということがある、と言われています。

 

これは何故かというと、父親と母親で、小さい子供の「重要度」が違うからです。
まだまだ手のかかる大切なわが子を、四六時中面倒見る母親にとっては「非常に大切なもの」です。

 

一方の父親は、仕事でそこまで面倒を見ていないのと、母親がそれをやってくれると思っているので、母親ほど「大切なもの」ではありません。
つまり、子どもの夜泣きは「盲点」にあたるのです。

 

まぁ、だからといって父親にとって「小さい子供」は重要じゃない、というわけではないんですけどね。笑
というのも、母親が不在になった場合、「自分で子供を見なくちゃいけない!」と思うようになり、
子供の夜泣きが「盲点」から外れるからです。

 

というわけで今回は、人は「その時に重要なもの」しか見えていない、という話をしました。
ここで言いたかったことは、前の記事でも紹介した、すべてがマイナスに見える「地獄」に、スコトーマの原理が関係しているということです。

 

もしあなたにとって”重要なもの”が「不幸自慢をすること。そしてそれを同情してもらうこと」だったら、
あなたの見えているものは「不幸を呼び寄せるもの」になってしまって、「幸せを呼び寄せるもの」は”盲点”になってしまうのです。
実際は見えているかもしれない、にも関わらずです。

 

なので、”重要なもの”がそういった裏の輝きではなく、本当の輝きになるように設定できれば、
盲点の位置が変わって、きっと見えている世界も変わるんじゃないかな、と思います。

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